いろいろ見てみると、Android上でLinuxを動かすことができるGNUrootというアプリがあったのでこれで遊んでみた。狙いはスマホでMathematicaを動かすことである。
- GNUrootのインストール
GNUroot
https://play.google.com/store/apps/details?id=champion.gnuroot&hl=ja
GNUroot Wheezy
https://play.google.com/store/apps/details?id=champion.gnuroot.wheezy&hl=ja
をインストールする。
また、Xが動くようにする。Xサーバーは XServer XSDLを使用した。
https://play.google.com/store/apps/details?id=x.org.server&hl=ja
GNUrootをインストールしてFake Rootでログインする。
まずはじめに
apt-get update
apt-get upgrade
をおこなう。 tzdataのインストールに失敗してインストールが完了しないので、以下を修正。
/var/lib/dpkg/info/tzdata.postinst
の二行目、set -s を set -x に書き換えてupgradeを再度行うこと。
XとXfce4は、
apt-get install xfce4
でインストールされる。ここでXサーバーに表示が出るか確認する。
あらかじめXServer XSDLをAndroid端末上で起動しておく。
次にGNUrootのコマンドラインに次のコマンドを打ってXサーバーに画像を表示させる。
DISPLAY=localhost:0.0 startxfce4
XServer XSDL上にデスクトップ画面が表示されればOKである。
MathematicaのダウンロードのためにIceweasel(Firefox)を入れておく。
apt-get install iceweasel
- Mathematicaのインストール
Mathematicaをインストールするためにarmef (Wheezy)とarmhf (Mathematica)を混在させる。
dpkg add-architecture armhf
apt-get update
MathematicaをRaspbianのサイトからダウンロードする。java7も入れておく。
http://archive.raspberrypi.org/debian/pool/main/w/wolfram-engine/
http://archive.raspberrypi.org/debian/pool/main/o/oracle-java7-jdk/
先にjava7を入れておく。
dpkg -i oracle-java7-jdk_1.7.0+update40_armhf.deb
インストールに失敗するので、
apt-get -i install
を実行し、armhf のバイナリを取得する。
Mathematicaも同様に、
dpkg -i wolfram-engine_10.0.0+2014012903_armhf.deb
apt-get -i install
を実行する。
これでもまだarmhfのライブラリが足らないので、以下のコマンドを実行。
apt-get install libstdc++6:armhf
apt-get install libXmu6:armhf
apt-get install libXrandr2:armhf
apt-get install libXfixes3:armhf
apt-get install libXcursor1:armhf
apt-get install libfontconfig1:armhf
これでMathematicaが立ち上がる、のだが…
コマンドライン版のwolfram、X版のmathematica両方とも起動途中で止まってしまう。
wolframの方ではライセンス認証の画面となる。
ここにmathpassに書いてあるコードを入れたが認証に成功しなかった。
RaspberryPi以外のマシンでは動かないのかな…
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